頭蓋仙骨療法とは
頭蓋仙骨療法とは、脳・脊髄、神経を包む膜(硬膜)の緊張を解きほぐし、脳脊髄液の流れを改善する特殊な施術法です。
脳脊髄液の流れが良くなることで、脳・神経系の働きが改善し、様々な不調の改善が期待できます。
頭蓋仙骨療法が適応となる症状
- 頭痛
- 自律神経失調症
- 不眠症
- 耳鳴り、難聴
- めまい
- 冷え症
- 精神的なストレス
- イライラしやすい
- うつ症状
- 更年期障害
- その他、原因不明と言われる症状
頭蓋骨
人間の頭蓋骨は15種23個の骨がパズルのように組み合わさってできています。以前は、成人の頭蓋骨は一つに癒合し、動かないものと考えられていきました。しかし、ウィリアム・ガーナー・サザーランドD.Oにより頭蓋骨の動きの研究が進み、現在では成人の頭蓋骨も完全には癒合しておらず、わずかに膨張と収縮を繰り返しているということが明らかになりました。
これを頭蓋仙骨リズムと言います。この頭蓋骨の膨張と収縮の動きによって、脳脊髄液が滞りなく循環すると言われています。
頭蓋仙骨リズム
頭蓋骨は、実はわずかに膨らんだり、しぼんだりしています。胎児の頃から死ぬまで、頭蓋骨の膨張と収縮のリズムは繰り返されます。これを頭蓋仙骨リズムといいます。
心臓も同様、胎児から死ぬまで一定のリズムで膨張と収縮を繰り返します。これは血液を循環させるためです。一方で頭蓋仙骨リズムは、脳脊髄液を循環させるためのリズムといわれています。
頭蓋仙骨リズムは個人差はあるものの、1分間で6~12サイクルが正常といわれています。
頭蓋仙骨療法-Treatment
頭蓋仙骨療法は、わずか5gほどの非常に軽いタッチで行われます。頭蓋骨のリズムの乱れや減弱、動きの捻じれがある場合、軽いタッチで矯正していきます。
頭蓋仙骨療法は、手技療法のなかでは最高難度のテクニックといわれていますが、それだけ大きな効果が期待できます。当院、院長は頭蓋仙骨療法の講師、インストラクターとして専門家への技術指導も行っております。ぜひ、研ぎ澄まされた熟練の技術をお試しください。