治る腰痛と治らない腰痛

腰痛は基本的に大きく以下の2つに分けられます。
①治るタイプの腰痛
②治らないタイプの腰痛

まずはじめに、あなたの腰痛が治るタイプの腰痛なのか、もしくは治らないタイプの腰痛なのか見極める必要があります。

※統計的にみれば、全腰痛のうち95%以上は治るタイプの腰痛に分類されます。一方で、治らないタイプの腰痛は5%以下です。

治らないタイプの腰痛とは?

治らないタイプの腰痛は以下の3つです。
①膀胱直腸障害がある(※1)
②臀部の感覚障害がある(※2)
③下肢に運動麻痺がある(※3)

この3つのうち、ひとつでも当てはまる方は、治らないタイプの腰痛に分類されます。

※1排尿、排便のコントロールが難しくなった状態 ※2お尻を触られても何も感じない ※3足が麻痺して歩けない

もし、治らないタイプの腰痛の場合、外科的手術が必要になります。

治るタイプの腰痛とは?

以下の特徴にあてはまる場合、あなたの腰痛は容易に改善することができます。
✔1日の間に腰痛が和らぐ時間帯が10分でもある
✔痛み、しびれは膝(ひざ)よりも上に限られている
✔痛みは座った姿勢で悪化する
✔長時間座ったのち、椅子から立ち上がろうとすると痛い
✔草取りをしたり、顔を洗ったり、体を前屈みにすると悪化する
✔通常、朝起きると痛いが強く、動いていると徐々に和らいでくる
✔歩くと痛みが軽減する
✔過去にぎっくり腰になったことがある

上記項目に該当する腰痛は、積極的に治療を行うことによって早期に改善が期待できます。

腰痛の原因

腰痛は、背骨のズレ、骨盤のズレ、椎間板(※4)の変形などによって起こります。しかし、身体のズレや変形は、必ず日常生活の中でつくられます。つまり、腰痛の本当の原因は日常生活のなかに隠れているということです。例えば、普段の姿勢、動作、食生活、水不足、脱水、運動不足、冷え、血行不良、精神的ストレスなどが挙げられます。

※4椎間板:背骨と背骨の間に存在するクッションの役割を果たす軟骨

悪い姿勢

腰痛の原因として多いのは、「悪い姿勢」です。特に最も重要な第一の要因は「座位姿勢」です。図のように、腰を丸めた姿勢は腰にとって大きな負担となります。

腰を丸めた姿勢は、椎間板に大きな圧力がかかります。それによって椎間板が変形してしまうのです。

前かがみの動作

腰痛の原因として2番目に多いのが、「前かがみの動作」です。特に、腰を曲げて荷物を持ち上げようとした時や、床に落ちたものを拾おうとした時に腰を痛めるケースが非常に多いです。前かがみの動作も、椎間板に大きなストレスが加わることで、変形を生じ腰痛を引き起こします。

中には、咳やクシャミをしただけで腰痛を発症するケースもあります。これは、咳、クシャミをした際の腰の前かがみのストレスが原因です。

水不足・脱水

普段の悪い姿勢や前かがみの動作に加えて、慢性的な水不足が腰痛を悪化させたり、回復を阻害したりすることがあります。理由は、水不足によって腰まわりの筋肉が固くなったり、椎間板の弾力が失われるからです。

適量の水を飲む習慣を身につけることで、腰痛が軽快するケースがあります。当整体院の腰痛改善プログラムで推奨している適量とは、「体重20kg→1ℓ」です。つまり、40kgの人は2ℓ、60kgの人は3ℓという計算になります。

冷え・低体温

冷えや低体温によっても腰痛を引き起こすケースがあります。寒い季節になると腰痛が悪化したり、ぎっくり腰になる人が増えるのはそのせいです。理想的な体温は36,5℃~37,1℃です。36,4℃以下は低体温に該当し、腰痛悪化のリスクが増えます。

腰痛を改善するためには、身体を温める必要があります。特に、内臓を温めることが重要です。

心因性の腰痛

腰痛の原因として「心因性」というものがあります。腰痛を経験することによって、腰痛への不安、恐怖心が強まります。過剰な不安や恐怖から腰をかばうようになり、次第に「不活動」「抑うつ」などの状態になる場合があります。

腰痛の種類

当整体院では、腰痛を4つのタイプに分類しています。そして、それぞれのタイプに合わせた治療法をご提案致します。腰痛の4つのタイプは以下の通りです。
①姿勢症候群
②機能不全症候群
③内障症候群
④その他

姿勢症候群

 姿勢症候群は、「悪い姿勢」によるストレスが原因で、腰まわりの組織が構造的に引き伸ばされて起こります。特定の姿勢や体勢を維持して、長時間ストレスが加わるために、最終的に腰痛が形成されます。20代~30代の若い女性に多い傾向があります。姿勢症候群による腰痛は、姿勢や体勢を正しく修正しない限り軽減しません。

機能不全症候群

機能不全症候群は、腰まわりの組織が変形し短縮するために引き起ります。腰が曲げられない、腰が反らせないなどの可動域制限が見られるのが特徴です。身体が固い、中高年~高齢者に多く見られます。機能不全症候群は、矯正法や運動療法によって腰の可動域を回復させる必要があります。

内障症候群

すべての腰痛の中で最も多いのが「内障症候群」です。内障症候群は椎間板にストレスが加わることで起こります。椎間板ヘルニアは、この内障症候群に含まれます。背骨のズレを修正し、椎間板に加わるストレスを軽減していくことで改善できます。

腰痛は、姿勢症候群、機能不全症候群、内障症候群、その他の4つに分類され、それぞれのタイプに合った治療を行うことでそのほとんどが改善することが可能です。

腰痛を改善するためには?

腰が痛いから腰を揉む…、腰が痛いから電気治療をする…、では腰痛は改善しません。当院では腰痛を改善するために、3つの柱を準備しております。全身調整、血行促進、自己修正の3つです。

全身調整

腰痛と言っても、全身を整える必要があります。人間の身体はすべて繋がっています。身体を一つのユニットとして捉え治療していくべきです。例えば、骨盤や股関節のズレや固さが腰痛として現れる場合があります。また、内臓(特に腸・じん臓など)の疲労が腰痛として現れる場合もあります。当整体院では、全身を整えることで腰痛改善のための下地を作ります。

血行促進

腰痛を改善するためには、全身の血行を改善する必要があります。血行不良になると痛み物質(ヒスタミン、ブラジキニン、プロスタグランジンなど)が血管を拡張し痛みを発生させます。当整体院では、最新の医療器を使用し血行を改善し、腰痛を改善していきます。

自己修正

腰痛を改善するにあたって、「自己修正」が最も重要です。なぜなら、腰痛の本当の原因は生活の中に隠れているからです。腰痛の原因が姿勢であれば、生活の中で姿勢を修正する方法を身につける必要があります。腰痛の原因が前かがみの動作による腰へのストレスであれば、前かがみのストレスをリセットする方法を身につける必要があります。つまり、腰へのストレスを自己修正する術を身につけて積極的に実践していく必要があるのです。自己修正を行うことによって、腰痛の根本改善、再発予防が可能となるのです。