肩こりって治るの?

✔肩こりは、「一生付き合っていくしかない」と思っていませんか?

肩こりは、基本的に改善できます。(腰痛は治るタイプ・治らないタイプがあります➤詳しくはこちら
肩こりは、「頸肩腕症候群(けいけんわんしょうこうぐん)」と呼ばれます。10代~高齢者まで幅広い年代で見られる症状で、首~肩にかけての痛み、張り、倦怠感などが診られます。また、重度の肩こりになると、背中、腕にまで痛みが広がるケースがあります。さらに、頭痛、後頭部の痛み、目の奥の痛み、耳鳴り、めまい、吐き気などを伴うこともあります。

なぜ、肩こりになるの?

肩こりの原因は「首」!

肩こりは、まず真っ先に「首」を見る必要があります。頚椎(首の骨)は全部で7つあります。理想的な頚椎の形は、「頚椎前弯」といわれ、少し前側にカーブしています(下図)。姿勢を真横から観察すると、耳の穴と肩が垂直に一直線に並びます。

問題は、頭を前方に突き出し、顎(あご)が上がった姿勢です。一般的にはストレートネックと言われます。ストレートネックとは言いますが、実際は首が完全にまっすぐというわけではありません。下図のように背中から首の付け根が丸くなり、上に行くほど反りが強くなる、「下部頸椎屈曲(下図の青線)」「上部頚椎伸展(下図の赤線)」の姿勢になります。姿勢を真横から観察すると、肩に対して耳の穴が前側にあるのが分かります。この姿勢が肩こりの原因です。是非、ご自身の姿勢をチェックしてみてください。

人間の頭の重さは、体重の10%と言われています。体重50kgであれば、約5kg、体重60kgであれば、約6kgの重さがあります。例えるなら首はボーリングの玉を7つの頚椎で支えていることになります。もし、ストレートネックになって頭が前方に移動すると、物理学的に首にかかる負担が増えます。仮に頭が2.5cm前に移動すると、+4kg重さが増します。頭がさらに前に移動すればさらに負担は増えます。構造的に頭の重さが頚椎にかかることによって、首や肩に痛みが生じるのです。これが、肩こりの原因です。言い換えるなら「悪い姿勢」が肩こりの原因ということになります。

悪い姿勢で首の負担が増える

肩こりがある人は、少なから首に問題を抱えています。一般的にストレートネックと呼ばれる「頭部前方位」は、日頃の姿勢によってつくられます。特に、デスクワークをする人に肩こりが多いのはそのためです。長時間のデスクワークは、必ず頭部前方位姿勢となり、首に負担をかけます。

そして、頭部前方位姿勢、ストレートネックが長期化すると、頚椎の関節が固まってしまいます。そうすると、首が回しにくくなったり、朝起床時の首の硬直感を感じるようになったりします。頚椎の関節が固まると、どんな枕も合わなくなる傾向にあり、夜間の睡眠を妨害されることも少なくありません。

肩こりの重症度

肩こりは、痛みの範囲によって首にどのくらい負担がかかっているのかをある程度予想できます。肩こりが重症化し、背中や腕にまで痛みが及ぶ場合は、首で神経が圧迫されている可能性があります。肩こりは痛みの範囲が広がれば重度、狭ければ軽度ということになります。

肩こりは「首」のストレスが原因です。首のストレスが大きくなればそれだけ痛みの範囲が大きくなります。はじめは、首の中心に痛みを感じます。次第に両肩へと痛みが広がり、次に背中、さらには腕へと痛みが広がります。

もし、あなたが肩こりでお悩みでしたら、日々、痛みの範囲を意識してみてください。もし、痛みの範囲が大きくなるようでしたら首への負担が大きくなっている証拠です。そして、痛みが腕まで広がってきたら要注意です。首で神経が圧迫されている可能性があります。

肩こりを改善するには?

肩こりを改善するためには、「首」の問題を解消する必要があります。
大きくわけると、
✔姿勢の修正
✔頚椎可動域の回復
の2つが必要です。

姿勢の修正

肩こりを改善するためには、まず何より姿勢を修正する必要があります。

左図のようなストレートネック、頭部前方位の姿勢が首の負担となって、肩こりを引き起こします。

肩こりの原因は日頃の姿勢です。ということは、ただ施術を行うだけでは充分ではありません。整骨院で治療してもらってすぐは調子が良いのに、すぐに元に戻ってしまう…という経験はありませんか?それは、日頃の姿勢が修正されていないためです。姿勢の修正は施術だけではなく生活の中で為されるべきなのです。当整体院では、施術で姿勢を矯正するだけでなく、自分自身で首を矯正し、ストレスをリセットする方法をお伝えしています。その方法は「頚部後縮」と言って、下図のように頭を水平に後ろに引いて首を矯正するテクニックです。肩こりを改善するためには、頚部後縮の姿勢を作ることがスタートラインです。

頚椎可動域の回復

重度の肩こりになると、悪い姿勢のまま首が固まってしまいます。つまり、首に可動域制限が診られます。首が回りにくくなったり、朝起床時に首に硬直感を感じるようになります。首の可動域制限が重度になると、頚部後縮の姿勢をつくることすら難しくなります。そうなると、姿勢を修正する前に、首の可動域を回復するほか方法はありません。