痛みの原因

なかなか治らない腰痛や肩こり、頭痛にも必ず原因があります。

西洋医学においては、腰痛の原因は椎間板ヘルニアであったり、脊柱管狭窄症であったり、腰の病気が原因として取り上げられることが多いです。

では、なぜ、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症になってしまうのでしょうか?

当院では、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症になってしまう原因を追求します。つまり原因の原因ですね。

この考え方は、米国発祥のカイロプラクティックやオステオパシーに見ることができます。

今回は、当院が考える「根本原因」について解説していきます。

サブラクセーション

「サブラクセーション」とは、カイロプラクティックにおける原因の考え方です。サブラクセーションは背骨の位置異常(歪み、ズレ)の一種であり、関節の動きがブロックされている箇所のことです。

つまり、骨がズレてなおかつ固まっているところのことですね。

サブラクセーションは、主に外傷によって生じます。つまずいて転んだり、交通事故で体に衝撃を受けたりすることでサブラクセーションが生じます。

サブラクセーションが起こった場所は動きがブロックされてしまっているので、他の場所が動きをカバーしてあげる必要が出てきます。

例えば、腰椎5番と骨盤の関節にサブラクセーションが起こったとします。これは背骨と骨盤のつなぎ目の関節です。この部分がズレて動かなくなることで、腰椎4番、3番、2番、1番などは余計に動く必要が出てきます。動かなくなった腰椎5番の動きを他がカバーするわけですね。

例えるなら、会社で仕事をサボる人が一人いると、他の人が余計に頑張らないといけないですよね。すると、余計に頑張った人たちは疲労が蓄積していきます。この例ではサボっている人がサブラクセーションですね。

つまり、腰椎5番がサボったせいで、腰椎4番、3番、2番、1番が頑張りすぎてストレスがかかるわけです。そしてストレスが蓄積することにより、椎間板ヘルニアなどの腰の病気を引き起こします。

腰痛の原因は椎間板ヘルニアだと思っていたのに、椎間板ヘルニアの原因は腰椎5番のサブラクセーションだったということですね。

この場合、西洋医学で椎間板ヘルニアを治療しても、腰椎5番のサブラクセーションは残ります。そのため、結局腰痛を繰り返してしまうのです。

椎間板ヘルニアを治療するのは対症療法、サブラクセーションを矯正するのは根本療法と考えるのがカイロプラクティックの考え方です。

体性機能障害

「体性機能障害」とはオステオパシー医学における原因の考え方です。カイロプラクティックのサブラクセーションの考え方と似ていますが、体性機能障害は全身の組織に起こりえます。

サブラクセーションは主に背骨における話です。しかし、体性機能障害は、骨、筋肉、内臓、神経など多くの組織に対して用いる考え方です。

全身の体の組織の中で、動きが制限されている場所を、体性機能障害といいます。

オステオパス(オステオパシーを用いる治療家)は、さまざまな検査法や触診により体性機能障害を探し出せるよう訓練を受けています。

オステオパシー医学は、病気や症状を治療する対症療法ではなく、体性機能障害を見つけてそれを取り除く根本療法であるという考え方です。

そのため、椎間板ヘルニアだから腰を施術するわけではありません。椎間板ヘルニアであっても、体性機能障害が腰にあるとは限らないからです。

体性機能障害を取り除くことができれば、あとは自然治癒力で回復していくという哲学です。そのため、オステオパシーでは血液、リンパの流れまで考慮します。

体質改善整体

当院の体質改善整体は、カイロプラクティックやオステオパシーにおける原因の考え方、つまりサブラクセーションや体性機能障害を採用しています。つまり根本療法です。さらに、血液、リンパの流れまで考慮するため、どちらかといえばオステオパシーよりとも言えます。

しかし、カイロプラクティックもオステオパシーも原因に対する考え方は似ていても、その哲学はやはり異なる部分があります。

当院では、西洋医学、東洋医学、カイロプラクティック、オステオパシーなどの哲学にこだわらず、ひとりひとりにあった方法をご提案します。

また、体質改善整体ではそのアプローチ範囲は日常生活にも及びます。これはカイロプラクティックやオステオパシーにはない考え方です。

特に、「水」「体温」「腸内環境」といったような体質改善の基本を重要視しています。意外なことに、これも痛みの原因になりうるというのが当院の考え方です。

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